XR Consortium

2023.8.23

XR分野のクリエイターの等身大の活動に迫る 対談イベント「XR Creative Night 2023」を8/28から開催

XRコンソーシアムでは、VR/AR/MRのクリエイターが登壇するオンラインイベント「XR Creative Night 2023」を8/28(月)より開催します。開催日時は8/28(月)、9/6(水)、9/11(月)、9/12(火)の全4回、各回20:00~21:00です。開催はZoomウェビナーで行います。参加は無料です。

XRコンソーシアムでは、xR市場における先端技術の共有とクリエイターの認知向上を目的としてXRクリエイティブアワードなどの取組を行っています。

Quest 2やスマホを使ったAR・3Dスキャンの浸透、メタバースのトレンドなど、XR分野はこれまでにない盛り上がりを見せ、様々なクリエイターが登場しています。

2022年から開催している「XR Creative Night」は、こうした流れをさらに加速させ、XRにおける創作活動・表現活動の面白さを広げていくことを目的としています。クリエイター/クリエイティブスタジオの皆さまに、活動についてのお話を伺い、ぜひXR分野におけるクリエイティブの魅力について考える場にしたいと考えています。

「XR Creative Night 2023」では、XRコンソーシアム主催のVR/AR/MR作品コンテスト「XRクリエイティブアワード2022」の受賞者である5名をお招きし、当時も振り返りつつ、現在地点をお伺いします。

●「XR Creative Night 2023」vol.1:8/28(月)20:00~21:00
・天雲陽氏、清水岳氏 / XRクラブイベント「シュッとしとるヤツ」(優秀賞 個人部門)

天雲陽氏:インターネットとリアル、カルチャーと広告の間で踊っています。
XR Creative Awardにて個人賞いただいただ「シュッとしとるヤツ」では、主にフィジカル側を担当しています。
本業では、実写VRを利用したクリエイティブやVTuberを起用したインターネット広告等にも関わっています。京都在住。

清水岳氏:早稲田大学・大学院で建築を専攻。卒業後、地元京都の設計事務所で7年間、設計と工事監理に従事。2021年よりVRChatを使った空間制作やイベント企画を始め、XRクラブイベント「シュッとしとるヤツ」では、主にバーチャル側の制作とディレクションを担当。XR Creative Award 2022で個人賞を受賞後、XR企業である株式会社MESONにディレクターとして入社。東京在住。二級建築士。

・XRクラブイベント「シュッとしとるヤツ」

「シュッとしとるヤツ」はコロナ禍に始まった、フィジカルとバーチャルの交錯をテーマとしたクラブイベントです。京都の老舗クラブ「京都メトロ」とVRChat上に構築されたバーチャル空間「VR京都メトロ」の2つを繋ぎながら同時開催しています。VTuberやバーチャルアーティスト、VRDJ、AIなど様々な形のアーティストにご出演いただき、空間だけでなく演者においてもフィジカルとバーチャルが交錯するイベントとなっています。

イベント参加はこちら:https://peatix.com/event/3676622

●「XR Creative Night 2023」vol.2:9/6(水)20:00~21:00
・山本大氏 / BLOCKVROCK(優秀賞 法人部門)

1977年、大阪府豊中市生まれ。
2000年よりIT企業でエンジニアとして勤務。プロジェクトマネジメントや1000人規模のプロジェクトでのアーキテクトを経て、役員として経営に従事。
業務でIT研修トレーニングの講師を担当し、ITプロフェッショナルを育てる。
より若い時代からITに触れる経験が必要と考え、2015年8月に株式会社レベルエンターを創業。

・BLOCKVROCK

BLOCKVROCKは、簡単に自分だけのVR空間やARアプリ、会話可能な3Dコミュニケーションの空間を作ることができます。ビジュアルプログラミング言語なのでプログラミングは簡単。PC/スマートフォン/タブレット/VRヘッドセットのどれでもサインインするだけで、無料ですぐに使い始められます。そしてBLOCKVROCKは、本質的にはXR作品ではなく、XRの制作をする人材が作品だと考えています。

つまりXRの裾野を広げようと考えています。

イベント参加はこちら:https://peatix.com/event/3676633

●「XR Creative Night 2023」vol.3:9/11(月)20:00~21:00
・今谷真太郎氏 / ARコミック「壁」(大賞)

1995年広島生まれ。豊田工業大学工学部卒業後、メーカー勤務を経て情報科学芸術大学院大学[IAMAS]メディア表現研究科博士前期課程修了。
IAMAS在学中にXRに初めて触れ、作品制作を始める。

・ARコミック「壁」

漫画の媒体は紙からスマホやタブレットなどの電子機器に移り変わりつつあり、縦スクロール型の漫画など新たな表現方法も存在しています。本作は、ARがもっと普及した未来の漫画の姿を想像して制作したものです。歩行移動によって、読者自身の時間進行と作中の時間進行がリンクすることでコマ割りが行われ、ストーリーが進行していきます。

イベント参加はこちら:https://peatix.com/event/3676640

●「XR Creative Night 2023」vol.4:9/12(火)20:00~21:00
・今井健人氏 / XRAYHEAD(優秀賞 学生部門)

学生時代では、認知心理学において重要な概念である身体所有感に対する理解を軸に、既存の錯覚研究では扱われていなかった皮膚イメージの変調への関心のもと、現実空間での身体(皮膚)の「透視」と「変形」体験を考案。身体の内と外に直接アクセスするようなインタラクション装置の制作を通して、未知なる身体のリアリティーの探求を行う。
現在は、空間体験による身体感覚や感情の変化に関心があり、空間・ディスプレ業界の新人プランナーとして修行中。

・「XRAYHEAD」

XRAYHEADは、展示者の手がまるで体験者の半透明な頭部の表面に侵入し、直接的に頭蓋骨を触られているような体験を可能とするインタラクション作品である。具体的には、模型に組み込まれたセンサーと手の距離に相関した調光システムにより、体験者の顔と模型、展示者の両手が各々シームレスに置き換わる。加えて、体験者の頭部と模型に同期した物理的接触を、光量レベルに同期した骨伝導イヤホンによる聴覚刺激を体験者に与えることで、従来のペッパーゴーストなどのハーフミラーの特性を利用した断片的な対象物の切り替えとは異なる新たな表現に辿りついた。漫画や映像などの視覚文化(非現実)でも一般的に扱われていることから分かるように、身体の透明表現は心理的に受け入れられやすい。このことから、実空間で身体の透明化を錯覚させる本作品は、エンターテインメント分野はもちろん、医療や教育等の周辺領域に強い波及効果を及ぼす可能性を秘めている。

イベント参加はこちら:https://peatix.com/event/3680753

●XRクリエイティブアワード2023ではXR/メタバース関連作品のエントリーを募集中

XRクリエイティブアワードは、これからのVR/AR業界を牽引する作品やクリエイターを発掘し、認知度向上や活動の支援を目的としたイベントです。今年のテーマは「未来を逆算しよう」。XRコンソーシアムの理事らに加え、ゲスト審査員を迎えます。

最終選考まで残ったファイナリスト約10組の作品は、2023年12月21、22日に開催されるXR Kaigi 2023にて体験展示されます。授賞イベントは、2022年12月21日に現地にて実施。同時にYouTubeでライブ配信予定です。

また、XRクリエイティブアワード 2023では、台湾のXR業界団体「TAVAR」と連携を行います。TAVARが開催する台湾国内のXRに関するアワード「XR Golden Awards」の受賞作品約10組が二次審査から加わるほか、大賞に選出された2組はXRクリエイティブアワードのファイナリストとなります。2023年12月21、22日の体験展示には台湾からの作品も展示されます。

・XRクリエイティブアワード公式サイト

XR CREATIVE AWARD 2023

<XRCについて>
XRCは、クリエイターや企業、学術機関をつなぎ、VR業界のエコシステム構築をミッションに2015年にVRコンソーシアムとして発足した一般社団法人です。2019年にXRコンソーシアムに改称。VR/AR/MR業界に関わる企業が集まり、共通課題の解決や業界全体の盛り上げを行う団体として活動中。2023年8月時点、会員企業数は98社。

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