XR Consortium

2019.12.11

「総務省担当官と考える 技適の特例制度とVR/AR」 XRC Meetup vol.0 を開催します。

XRコンソーシアムが開催する、XRに関わる様々な関係者を繋ぐミートアップ「XRC Meetup」。

第1回のテーマは、VR/AR/MRの分野で課題とされてきた「技適」です。

技適とは、日本国内の電波環境を守るために電波法で定められている制度です。日本国内で無線機能を搭載した機器を使用する際は、原則として電波法に基づいた申請を行い、この技適を取得する必要があります。例として、Wi-FiやBluetooth、LTEなどの様々な「無線を使用する」機器には技適を取得したことを示す技適マークが表示されています。

多くのVR/AR/MRデバイスが発売の1年以上前から開発者版を提供しているものの、海外製であるがゆえに技適が未取得、したがって開発へ使用することができず、研究も進まない——という大きな“壁”が存在していました。

2019年11月より、その特例制度が運用を開始し、これまで存在していた壁がかなり低くなりました。

「XRC Meetup vol.0」では、総務省で今回の特例制度の創設に携わったゲストをお招きし、技適の背景や特例制度について解説いただくとともに、業界関係者との意見交換を行います。

■対象
・VR/AR/MRに携わっており、技適及びその特例制度に関心のある方

■登壇者
◎山内 匠(YAMAUCHI Sho)
総務省 総合通信基盤局 電波部 電波政策課 課長補佐
2012(平成24)年総務省に入省。地上デジタルテレビや4K・8K等の放送技術の海外展開・国際標準化、MVNO・料金低廉化等のモバイル競争政策を担当したのち、内閣官房にてマイナンバー政策、特にオンライン行政手続システム「マイナポータル」の開発・運用を担当。
2018年4月から現職において、「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の導入等を行う電波法改正を担当。

◎児島全克(KOJIMA Masakatsu)
HTC NIPPON株式会社 代表取締役社長
モトローラにて業務用無線、ポケベル、3G携帯の商品開発の後UX・PAN・LBSをベースにした研究開発に携わり、世界初Java搭載ケータイ、SUPL搭載ケータイ、UWB搭載ケータイなどを発表。その後HTC NIPPON設立を機にHTCに移籍し日本向けスマホの商品企画・開発に携わり日本初Androidスマホ、日本初4Gスマホなどを発表する。2016年より同社代表取締役社長に就任し、現在XR x 5Gの可能性と市場を広げるべく活動。博士(技術経営)

■プログラム(予定)
1.ご挨拶~XRと技適制度について
2.制度・今回の法改正の背景、届出制度についての解説
3.業界からのプレゼン
4.Q&A、パネルディスカッション

■開催概要
日時 :12/20(金) 19:00-21:00(18:30 受付開始)
場所 :デジタルハリウッド大学 駿河台ホール
定員 :150名
参加費:無料
申し込みページ:
https://xrcmeetup01.peatix.com/

※当日は受付用にPeatixのチケット画面とお名刺2枚をご用意ください。

■主催
一般社団法人 XRコンソーシアム