3部門合わせて140件もの応募の中から最優秀賞、優秀賞、部門賞3件、審査員特別賞の合計6件を選出した審査員からのコメントを掲載。
第1回VRクリエイティブアワード2015の最優秀賞、優秀賞および部門賞、審査員特別賞を発表しました。
沼尻光太/ 小島由香/ LochiainnWilson / 趙漠居
身体にハンデキャップがある人々にとって楽器の演奏は通常困難でしたが、「Eye Play the Piano」は、ヘッドマウントディスプレイの視線追跡機能を用いてピアノシステムの演奏を可能にした世界初のイノベーションシステムです。奏者にとって適切なインターフェースを再構築し、単音モードと和音モードの併用でより豊かな演奏ができます。障害を持つ生徒がたった4ヶ月の練習でクリスマスコンサートを実現することができました。
出演:勝也 若松宏枝 城ヶ崎香穂 沼倉正吾
脚本:浅野有生子
音楽:あたいわだれか
撮影:野田尚之
音声・照明:明里和幸 大住佑介
衣装:下田梨来
美術:志村知隼
コーディネイター:小島健一
MIX:山内シュウ
アプリケーション:沼倉正吾 高田知典 川島勉(Dverse Inc.)
360°MOVIE:中谷孔明(HOME360)
企画・監督・編集・音響効果:神部恭久
実写VRで物語を語るための手法を模索したトライアル作品です。技術的チャレンジは2つ。一つはGoPro10台を頭の周りに配置するヘルメット型のリグを作り、役者が被って演技しつつ撮影する形をとったこと。真の意味でFirstPersonのVRを実現するためです。もう一つは従来型の映像とVR映像を組み合わせたこと。これによって映像制作者があらかじめ持っている文法にVRがどのように組み込めるかを試しました。また映像作品としての時間の長さとVR酔いなどのマイナス面とのジレンマの解決策になりうるかもテーマです。物語は、遠藤周作「沈黙」からインスパイアされ、SF要素を取り入れたオリジナルです。タイムパラドックス的モチーフをVR映像への導入として設定しました。
2011年の東日本大震災における尊い教訓から、津波などの大規模災害発生時における迅速かつ安全な避難を可能にするための対策が求められている。現在位置から適切な避難先まで徒歩では遠い場合や、家族に高齢者や小さい子供がいる場合など、車を利用せざるを得ない状況もあるのが現実であるが、車での避難は大きなリスクも伴う。今後発生が想定されている南海トラフ巨大地震においても津波被害は甚大とされている。沿岸部住民の危機意識の向上および津波発生時の車避難の危険性と新たな対策の必要性を啓発することを目的として、ヘッドマウントディスプレイOculus Rift DK2を用いて、運転時に津波に遭遇した際の状況を没入体験できるコンテンツを制作した。株式会社ゼンリンから名古屋市内の3D市街地データの提供を受け、同市が公開しているハザードマップを基に津波襲来の様子を模擬した。複数の自治体の防災担当者のほか、防災イベントや展示会において一般公開し300人以上が体験した。今後は、全国各地の災害発生状況を没入体験できるようにする。多くの人が本コンテンツを体験し津波災害を「正しく恐れる」ことにより、地域防災力の向上を目指す。
VRクリエイティブアワード2015は、VRコンソーシアム設立の初回イベントとして、これからのVR業界を牽引するVR作品やクリエイターを発掘し、認知度向上や活動の支援などを目的に開催します。
VRコンソーシアムは、デバイス/コンテンツ/メディア/プラットフォームの4つの領域において、VRの認知活動、技術開発、協働・協創を促すための検討や交流活動を行い、カンファレンスやイベントの開催を通じて積極的に活動内容を発信します。
実写の360°パノラマ動画作品の部門です。Go Pro、RICOH THETA、ELMO QBiC、KODAK SP360等を使って撮影・編集された360°パノラマ作品を応募ください。
3DCGやCGアニメーションを利用したVR作品の部門です。Unity、Unreal Engine、Blender等で制作した作品を応募ください。
VRを利用したインタラクティブゲームやアトラクション作品の部門です。ヘッドマウントディスプレイやモーションセンシング等を活用したインタラクティブ作品を応募ください。
大西悟、黒沢永紀、山内悟
笠原俊一(株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所)
為末大(一般社団法人アスリートソサエティ)
著者:古賀学
全天球撮影:渡邊徹(渡邊課)
モデル:ひとみ、真縞しまりす、えりな
現場プロデュース:Nishimura T(スプライト)
Presented by DMM.com
出演:勝也 若松宏枝 城ヶ崎香穂 沼倉正吾
脚本:浅野有生子
音楽:あたいわだれか
撮影:野田尚之
音声・照明:明里和幸 大住佑介
衣装:下田梨来
美術:志村知隼
コーディネイター:小島健一
MIX:山内シュウ
アプリケーション:沼倉正吾 高田知典 川島勉(Dverse Inc.)
360°MOVIE:中谷孔明(HOME360)
企画・監督・編集・音響効果:神部恭久
講談社、電通、電通テック、dot by dot inc.、AID-DCC inc.、Digital Media Lab., Inc.
電通、電通テック、16 Inc.、Engine Plus、Mitchie M、Crypton Future Media, INC.
河崎純真
姫路拓也、渡辺大智
小泉耀平
寺岡丈博
池田 和洋、上津原 一利、上野 哲史
沼尻 光太 / 小島 由香 / Lochiainn Wilson / 趙 漠居
新木仁士、本木卓磨、新木雅人、竹内強、太田直樹
東京大学大学院 暦本研究室
藤山晃太郎、田所広行、村上修一
安田昂弘、福田哲丸、勝目祐一郎、窪田 慎
博報堂、博報堂ケトル、dot by dot inc.、AID-DCC inc.、切札、invisible designs lab.、TOKYO、TOW
10万円
xxx賞
xxx賞
xxx賞
理化学研究所 チームリーダー
ハコスコ 代表
工学博士
デジタルハリウッド大学 学長
森美術館 館長
博士(工学)
慶應義塾大学大学院
メディアデザイン研究科 教授
慶應義塾大学大学院
メディアデザイン研究科 特任教授
enhance games, inc. CEO
メディアアーティスト
アーティスト/プログラマー
株式会社ライゾマティクス 取締役
開発者/AR三兄弟(長男)
メディアアーティスト
東京芸術大学 美術学部 准教授
グロービス・キャピタル・パートナーズ
パートナー/Chief Strategy Officer
開催日時:2015年6月6日(土)午後14:00~19:00
慶應義塾大学大学院
メディアデザイン研究科 特任教授
enhance games, inc. CEO
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン
日本担当ディレクター
アーティスト
妄想監督
セクハラ事案生成ロボ
“ぶれないアイで”by Mitchie M feat. 初音ミク、3D modeled by 加速サトウ、Developed by 16 Inc. cCrypton Future Media, INC. www.piapro.net
藤山晃太郎、田所広行、村上修一
チーム Hashilus:藤山 晃太郎、桜花 一門、waffle maker、村上 修一
モデリング他特別協力:Yamitomo、古澤 大輔、yuujii、GOROman
暦本純一(東京大学大学院情報学環/株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所)、辻田眸(株式会社シンクフェーズ)
CEO Yuka Kojima、CTO Lochlainn Wilson
c凸版印刷(株)
c2015 Ubiquitous Entertainment Inc.
ジャガー・ランドローバー・ジャパン
受賞作の中で優劣をつけることは困難であったが、最終的には、社会との繋がりを重視し今回の審査結果としたが、これは VRC が今後目指す方向性を示している。受賞の皆様に大きな拍手を送るとともに、今回応募いただいた皆様に心から感謝したい。